ビックカメラの社名の由来とは?ビッグではない理由を解説。

今回は「ビックカメラの社名の由来」ということで、社名にまつわる雑学を紹介します。
ビックカメラという社名について、なぜ「ビッグ(big)」ではなく「ビック(bic)」なのか不思議に思ったことはありませんか?

これはスペルミスによって誕生した社名ではなく、創業者が意図して「ビック」としたそうなんです。
それでは、社名の「ビック」にはどのような意味や由来が込められているんでしょうか。

ビックカメラの社名の由来

ビックカメラ由来
それではさっそく「ビックカメラの社名の由来」について解説していきます。
ビックカメラのロゴを見てみると、しっかりと”BIC CAMERA“と書かれていますよね。

そのため、ビッグカメラにしようとして間違えた訳ではなく、狙ってビックカメラという社名にしたことがわかります。
それでは、なぜ「ビッグカメラ」ではなく、あえて「ビックカメラ」という社名にしたのでしょうか?

敢えて「ビック」とした理由

続いて敢えて「ビック」とした理由について解説していきます。
「ビック」はインドネシアなどで使われている、英語の”big”が語源のスラングとなっています。

bic(ビック)という単語には、単純な大きさではなく「外見だけではなく中身も大きい」という意味があります。
そして、大きさ以外にも「偉大な」という意味も込められているそうです。

ビックカメラの創業者である新井隆司氏は、インドネシアのバリ島を訪れた際に、現地の子供たちがこの「ビック」という単語を使っていたことを由来にして、社名をビックカメラとしたんですね。
外見も中身も大きく、そして偉大という意味も込めらていることから、このビック(bic)という単語を気に入っていたとされています。

そして、新井隆司氏が社名に込めた願いが叶ったのか、ビックカメラは子会社に「コジマ」や「ソフマップ」を持つほど大きな企業に成長しました。
グループ全体の売上高は第2位となっており、今や日本人の生活には欠かせない企業となっています。

現地にそんな言葉はない?

それでは、本当にインドネシアのバリ島には「ビック」というスラングが存在しているのでしょうか?
しかし、実際にはバリ島に「ビック(bic)」というスラングは存在していないそうです。

そのため、創業者本人からはバリ島のスラングが由来と語られていますが、単純に聞き間違いをしたとも考えられるんですね。
実際に”bic”という単語について調査してみましたが、「偉大な」という意味で使われている情報は見つけることが出来ませんでした。

一方で”big”という単語を英和辞書で調べてみると、「大きい」以外にも様々な意味を持つことがわかりました。

・偉い
・重要な
・有力な
・偉そうな
・もったいぶる
・傲慢(ごうまん)な
・自慢する
・成長した
・年上の

このように”big”という単語自体に既に「偉い」といったニュアンスの意味が含まれているんですね。
そのため、創業者である新井隆司がバリ島で訪れた際に、単純に”big(ビッグ)”を”bic(ビック)”と聞き間違いしただけなのかもしれません。

以上が「ビックカメラの社名の由来」についてでした。


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まとめ

ビックカメラは英語でも「BIC CAMERA」と書くため、スペルミスではない。
なぜ敢えて「ビック」にしたのかというと、創業者である新井隆司がバリ島に訪れた際に、子供たちが「ビック」という言葉を口にしていたからである。
「ビック」には「大きい」という意味だけではなく、「偉大な」という意味が込められていることから、社名をあえて「ビックカメラ」にした。
しかし、現地では「ビック」という単語は使われていないため、聞き間違いをしたとも考えられている。