ウニの寿命が長すぎ!実は200年も生きるって知ってた?

「ウニの寿命はかなり長い」ということで、ウニにまつわる雑学を紹介します。
日本人の平均寿命は80歳以上ととても長く、あらゆる生き物の中でもかなり長生きをする方なんですね。

しかし、自然界には人間よりもはるかに寿命が長く、長生きする生き物がいます。
今回は長生きをする生き物をたくさん紹介していきますので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。

ウニの寿命は200年

ウニ寿命
まずは「ウニの寿命」について解説していきます。
海産物の中でも高級食材として知られているウニですが、なんとその寿命は200年にもなるのです。

環境によって寿命の個体差が大きいため、少し前まではウニの寿命は長くても30年程度だと考えられていました。
しかし、全く別の環境で生きるウニについて調べてみると、実は環境によっては200年も生きることが判明したんですね。

そのため、天然のウニを食べた場合には、そのウニが自分よりもずっと長生きをしている可能性もあるのです。
ちなみに、人間の生殖能力は年と共に衰えていきますが、ウニは100歳を超えてもほとんど生殖能力が衰えることが無いそうです。

ウニ以外の寿命の長い生き物

ウニ寿命
続いて「ウニ以外で寿命の長い生き物」について解説していきます、
鶴は千年、亀は万年」という言葉がありますが、実際に鶴や亀の寿命は長いのでしょうか?

もちろんそんなに長生きする訳ではなく、鶴に関しては寿命が大体30~40年程度となっています。
一方でカメはかなり寿命が長く、種類によっては人間よりもずっと長生きをするカメもいます。

ゾウガメ

ゾウガメの中でも「ガラパゴスゾウガメ」については平均寿命が100年を越えていて、人間よりもずっと長生きです。
自分が生まれた時に一緒に飼い始めたとしても、飼い主の方が先に死んでしまうんですね。

また、ガラパゴスゾウガメはとても生命力が強く、飲まず食わずだったとしても一年近く生きることが出来るのです。
そして、最も長生きをしたものには、推定で250年以上を生きたガラパゴスゾウガメも存在しています。

過去には、人間が知らないだけでもっと長生きをしたガラパゴスゾウガメがいたのかもしれませんね。

ムカシトカゲ

続いて「ムカシトカゲ」について解説していきます。
ムカシトカゲはニュージーランドにだけ生息する珍しいトカゲであり、その寿命は100年以上だと考えられています。

最も長く生きるものだと200年近く生きると考えられていて、トカゲの中でも最長クラスを誇っています。
また、ムカシトカゲに非常によく似た生き物は約2億年前のジュラ紀から生息していました。

その姿がほとんど変わっていないことから、ムカシトカゲはサメやワニと同様に「生きている化石」と称されています。

ホッキョククジラ

海に住む生き物の中でも「ホッキョククジラ」はとても長生きで知られています。
ホッキョククジラは全長20メートルほどのクジラであり、150年~200年ほど生きることが判明しています。

確認された個体の中で最も長生きしているものは、少なくとも210年~220年ほど生きていると考えられています。
また、一般的に体温が低い動物ほど長生きすると考えられており、ホッキョククジラが長生きをするのもその環境が関係しているそうです。

ホッキョククジラはその名前の通り、北極に生息していることから、水温にあわせて体温もとても低いことで知られています。
そのため、ホッキョククジラは他の動物と比べても長生きをすることが出来るんですね。

不死の生き物もいる

長生きをするどころから、実は世界には不死の生き物ものもいます。
不死の生き物は「ベニクラゲ」と呼ばれるクラゲであり、理論上は永遠に生きていられるものだと考えられています。

不死といっても年老いない訳ではなく、年齢を重ねると他の動物と同様に老衰していきます。
しかし、老衰で死ぬ直前になると海底に沈んでからさなぎのような状態になります。

そして、その状態になった後はどんどん細胞が若返っていき、ある程度まで若返るとまた成長を始めるのです。
一旦死んだような状態から若返って生き返るなんて、まるで不死鳥のような生き物ですよね。

ただし、絶対に死なないという訳ではなく、捕食されたりダメージを負うと当然ながら死んでしまいます。
また、子孫を残すために生殖をおこなうと、その後に死んでしまうケースもあります。

以上がウニの寿命の長さや寿命の長い生き物の雑学でした。


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まとめ

ウニの寿命は長くても30年程度だと考えられていたが、環境によっては200年近く生きることが判明した。
ウニ以外でも自然界には人間よりも寿命が長い生き物が存在しており、ガラパゴスゾウガメについては推定で250年以上生きた個体もいると考えられている。
ニュージーランドに生息するムカシトカゲや、北極に生息するホッキョククジラも寿命が200年となっている。
また「ベニクラゲ」は理論上は不死の生き物であり、老衰すると死ぬ寸前でさなぎとなり、若返ることで知られている。