ショートケーキは何がショート?
ケーキの中でも王道の「ショートケーキ」ですが、短いケーキでもないのに「何がショートなの?」と気になったことはありませんか?
このショートケーキの語源には面白い語源が存在するのです。
ショートという単語については「砕けやすい」「脆い」という意味もあって、ショートケーキの発祥の地であるスコットランドは別名「ショートランド」とも呼ばれています。
スコットランド式のショートケーキはクッキーのような菓子なのですが、結婚式ではこれを花嫁の頭に叩きつけて、1度で割る事ができないと縁起が悪いとされていたのです。
これが由来となって、ショートランド(スコットランド)の砕けやすいケーキのことを「ショートケーキ」と呼ぶようになったとされています。
また、単純にアメリカではバターが高くショートニング(植物性油脂)を使って作られたことからショートケーキと呼ぶようになったという説も存在しています。
モンブランの語源は山
お菓子業界ではケーキの四天王と呼ばれるものがあって、ショートケーキ・プリン・シュークリームに並んで人気なのが「モンブラン」なんです。
定番のモンブランは栗を食材に使ったものが多いですが、最近はチョコレートモンブランなど、栗を使っていないものについてもモンブランという事が多くなってきましたよね。
モンブランというケーキが誕生したのは1900年代ですが、実は正確な時期がわかっていないんです。
ある日にパリにある老舗のカフェである「アンジェリーナ」が、ケーキの上にクリームをメレンゲ状に絞り出したことからモンブランが誕生したとされています。
そして、このモンブランについてはフランスとイタリアの国境にある「モンブラン山」という山の形に似せて作られたのです。
モンブラン山は日本にとって富士山ぐらい有名な山であり、フランスの菓子職人が自国の山を模してケーキを作ったことから「モンブラン」が誕生したのでした。
ちなみに、フランスのモンブランも栗のケーキとなっていて、長時間シロップに漬けこんで柔らかくした栗をペースト状にしたものが使用されているのが特徴です。
以上がケーキの雑学でした、いかがでしたか?
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