門松を飾る由来は?
日本の伝統となっている門松ですが、そもそもなぜ門松を飾るのか理由を知っていますか?
門松を飾る風習は古来からあって、長さが違う3本の竹に松を束ねてから、それに梅の枝を合わせて縄で縛って飾っていたそうなんです。
これは正月に降りてくる神様から見えやすいように目印として置くようになったことが由来となっているのです。
正月に降りてくる神様は年神様であったりお正月様などと呼ばれていて、その家に降りてくると幸福をもたらすとされていました。
松が選ばれているのにも理由があって、「松」と「待つ」を掛け合わせて、神様を待っているという意味で松を使っているのです。
また、松竹梅についてはその全てにおめでたい意味が込められていることから、門松は松竹梅を使って作られているそうです。
お城に松が植えられている理由
お城に植えてある木といえば皆さんは何を想像しますか?
おそらく「松」を想像する人が多いかと思いますが、実際にお城の敷地内にはとある理由から「松」が植えられているのです。
実はお城の敷地内に松の木がたくさん植えられているのは、城攻めなどをされた場合に長期間にわたって籠城する際の非常食となるためなんです。
松の木には葉緑素やビタミンやミネラルといった栄養素が含まれている事から、いざという時の栄養補給に重宝されていたのです。
もちろん松の木にかじりついて食べるのではなく、松の木の荒皮の部分を取り除いて白い生皮の部分を調理して食べます。
生皮を臼でついて柔らかくして水に漬けて苦みや臭みを抜いた後に、残った汁を皮でこしてから干すと粉が出てきます。
その粉を麦の粉などに混ぜることによって餅や団子を作って食べていたのです。
日本の歴史でも何度か飢饉を迎えましたが、その時に街中に生えている松の木は非常食となるため、皮がはがされて丸裸になることもあったそうです。
以上が松の雑学でした、いかがでしたか?
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