あの名言は福沢諭吉のものではない
福沢諭吉の著書である「学問のすゝめ」はなんと340万部も売れたそうで、当時の人口が3500万人だったことから、10人に1人は購入していた計算になります。
その中に「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」という名言が登場しますが、これは福沢諭吉の言葉ではありません。
実はこの言葉の後には「と云えり」と書いてあります。
「と云えり」は現代語に意訳すると、「~~と言われていますよね」という意味になります。
それでは誰の言葉なのかというと、トーマス・ジェファーソンによって書き起こされたアメリカ独立宣言を意訳したものだと考えられています。
ほとんどの人が福沢諭吉が考えた言葉だと思っていますが、学問の重要性を説くために、引用された言葉だったんですね。
福沢諭吉の意外な一面
福沢諭吉は日本で初の近代保険制度を紹介するなどの功績を残した偉大な人物ですが、知られていない意外な一面があります。
まずは、福沢諭吉が幼少期の頃からお酒を飲むというかなりの酒飲みだった一面についてです。
一時期は禁酒をしようとして、お酒をやめるためにたばこを吸い始めましたが、結局はお酒をやめることはできませんでした。
さらに、たばこを吸う量だけが増えてしまい、お酒とたばこの両方を覚える結果となってしまいました。
そんなだらしない一面もありつつ、実は「居合の達人」という一面もあり、立身新流居合において免許皆伝を得た達人でもあります。
一日で千本以上も居合で刀を抜いていた時期もあり、医学者の土屋雅春には「居合のしすぎ」で死んでしまったともいわれています。
以上が福沢諭吉の雑学でした、いかがでしたか?
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