匂い、臭い、香りの違いとは?
日本語には嗅覚を刺激された時に使う表現として「匂い」「臭い」「香り」といった言葉がありますよね。
何気なく使っている言葉ですが、場合によっては相手を傷つけることになるので気をつけましょう。
この3種類の言葉にも正しい使い方があります。
まずは「臭い」についてですが、これは「くさい」とも読めますし、文字通り嗅覚を刺激する不快なものを表現する時に使う言葉となります。
また「匂い」については、そのものから漂ってきて嗅覚を刺激するものの全般を指します。
つまり悪臭からいい匂いのするものまで全てを含みますが、悪臭の時には「匂い」といった使い方はほとんどされません。
最後に「香り」についてですが、いい匂いのするものに対して「香り」という言葉が使われます。
美味しそうな料理をした時に「こおばしい香り」などのように、いい意味で使われるものとなります。
文章にする時には特に「臭い」と「匂い」については間違えないように注意が必要ですね。
鼻のいい動物が悪臭で気絶しないのはなぜ?
人間と比べると人間よりも遙かに嗅覚が優れている動物ってたくさんいますよね。
嗅覚の優れている動物の代表として犬などが挙げられますが、犬種にもよりますがその嗅覚の鋭さは人間の100万~1億倍ともされています。
人間が悪臭を嗅いでしまった場合は不快な思いをしたり、そもそも気持ち悪くなったり、最悪気絶するなんてこともありますよね。
しかし、人間よりも遙かに嗅覚が優れている犬が悪臭によって体調が悪くなっている姿は見たことがありません。
これは、嗅覚が優れているからといって悪臭がより強烈に臭うわけではなく、より細かい臭いをかぎ分けられるだけだからなんです。
犬は散歩中にマーキングをしますが、人間にとってはどの犬の尿なのかなんて嗅覚では判断出来ず、ただ「臭い」となってしまいます。
嗅覚の優れた犬はその臭いの違いを細かく嗅ぎ分けて、どの犬のものなのかを判別することができます。
このように、嗅覚が優れているから臭いが強烈になるのではなく、あくまで細かい違いがわかるようになるというだけですね。
人間でも味覚が優れている人は味の細かい違いを判別してるのと同じです。
以上がにおいの雑学でした、いかがでしたか?
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