秋にも七草がある
七草粥といえば春の七草を使って作られるものですが、実は秋にも七草があるって知っていましたか?
また、春の七草は食べて楽しむものとなっていますが、秋の七草は観て楽しむものとなっています。
秋の七草はハギ、ススキ、クズ、ナデシコ、オミナエシ、フジバカマ、キキョウとなっていて、そこまで色鮮やかなものばかりではなく、どちらかというと落ち着いた見た目のものが多いです。
この秋の七草の由来は万葉集にも載せられている山上憶良の詩が由来だとされています。
・「秋の野に 咲きたる花を 指折り(およびをり) かき数ふれば 七種(ななくさ)の花」
・「萩が(の)花 尾花 葛花 瞿麦が(の)花 女郎花 また藤袴 朝貌が(の)花」
この2首の詩に登場する七種類の草がいわゆる秋の七草と呼ばれているものになります。
春の七草のそれぞれの意味
春の七草はセリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロとなっていますが、それぞれにはちゃんと意味や効能があります。
セリについては「競り勝つ」という意味があり、胃腸の調子を整えて食欲を増進させる効果があります。
ナズナは「撫でて汚れを除く」という意味があり、利尿作用や解毒の作用があります。
ゴギョウには「仏体」という意味があり、のどの痛みを和らげるなど咳や痰に効果があります。
ハコベラは「反映がはびこる」という意味があり、胃炎などに効果があることから腹痛に利く薬となっています。
ホトケノザは「仏の安座」という意味があり、胃の調子を整えて食欲を増進する効果があります。
スズナは「神を呼ぶ鈴」という意味があり、胃腸の調子を整えて消化を助ける作用があります。
スズシロは「汚れのない清白」という意味があり、風邪予防に効果があります。
以上が七草の雑学でした、いかがでしたか?
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