標高が高いと空気が薄くなる理由
山を登ると標高が高くなれば高くなるほど空気が薄くなっていきますよね。
マラソンランナーなども高所トレーニングとしてあえて空気の薄い標高の高い場所でトレーニングを行うことによって強靭な肺を作りあげています。
そもそもなぜ標高が高くなると空気が薄くなるのか知っていましたか?
地球上にあるものには例外なく重力が掛かっていて、空気も重力があるから地球上に留まっていられますよね。
例えば標高0メートルの地点と標高3000メートルの地点を比べると、標高0メートルの地点の方が重力がより大きくかかります。
重力が大きければ大きいほど留めていられる空気の量は多くなりますし、逆に重力が弱くなれば留めていられる空気の量は少なくなります。
このことから、標高が低ければ低いほど空気の密度が濃くなって酸素も取り込みやすくなり、標高が高ければ高いほど空気の密度が薄くなって酸素が取り込みづらくなるのでした。
ちなみに、標高によって空気の密度は変わりますが、空気中に含まれる酸素の割合は変わらないそうです。
冷たい空気が重い理由
クーラーや暖房をつけているとわかりますが、普通は冷たい空気が重たくて床の方に集まり、暖かい空気は軽く天井付近に集まりますよね。
それでは、なぜ冷たい空気の方が重いのでしょうか。
実は、空気を構成する分子は温度によって状態が変わります。
温度が低い場合は分子相互間の距離が短くなることから、一定の体積あたりに詰め込める分子の量が増えますので空気は重たくなります。
逆に温度が高い場合には分子相互間の距離が長くなることから、一定の体積あたりに詰め込める分子の量が減るため、空気が軽くなります。
そのため、分子量の少ない軽い暖かい空気は上へ行き、分子量が多く重たい冷たい空気は下へ行くのです。
以上が空気の雑学でした、いかがでしたか?
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