国際反戦デーの由来と面白い雑学、10月21日の今日は何の日?

10月21日の「今日は何の日?」は「国際反戦デー」です。
また「国際反戦デー」にちなんで「戦争史上最も短い戦争は40分」「クリスマスを理由に戦争が休戦したことがある」など戦争にまつわる面白い雑学を紹介します。

10月21日は国際反戦デー

今回は「国際反戦デー」について解説していきます!
なぜ10月21日が「国際反戦デー」なのかというと、1966(昭和41)年10月21日に日本労働組合総評議会(総評)がアメリカ軍のベトナム戦争介入に反対する全国政治ストライキを計画し、同時に全世界の労働団体・反戦団体に呼びかけたことが由来となっています。

翌年の1967年10月21日にはアメリカのワシントンD.C.で10万人を超える人々が集まり、ベトナム戦争反対デモが行われました。
この出来事は「ペンタゴン大行進」とも呼ばれていて、日本や西ヨーロッパでも同様な活動が行われました。

ペンタゴン大行進が行われた翌年の1968年の10月21日には新宿で大規模なデモが起こるなど、「新宿騒乱」と呼ばれる事件まで起こるようになりました。
当時は熱狂的な左翼運動によりそのような事件まで起こるようになってしまいましたが、やがて新左翼の勢いが退潮したことにより、あまり一般人には知られていない記念日となりました。

記念日に「国際」という言葉が使われていますが、実は「国際反戦デー」は日本だけの記念日となります。
10月21日の「国際反戦デー」には日本各地で戦争に反対する人たちによって集会が行われているそうです。

戦争の雑学

今回は「国際反戦デー」にちなんで「戦争史上最も短い戦争は40分」「クリスマスを理由に戦争が休戦したことがある」など戦争にまつわる面白い雑学を紹介します。

戦争史上最も短い戦争は40分

世界にはいまだに戦争や紛争が起こっている地域がたくさんあって、一度始まってしまうとなかなか終わらない印象がありますよね。
ところが戦争史上最も短い戦争についてはなんと40分で終了したのです。

40分で終了した戦争は1896年に起きた「イギリス・ザンジバル戦争」という戦争です。
ザンジバルは19世紀初頭にはアフリカの東海岸のほとんどを支配する列強国でした。

しかし、ヨーロッパの植民地支配が始まったことをきっかけにして徐々に勢力を弱めて小国となってしまいました。
そんな時、ヨーロッパのイギリスとザンジバルが戦争を始めたのですが、兵力はザンジバルが多かったのにもかかわらず40分というスピードで決着がついたのです。

当時のイギリスの戦艦は最新鋭だったことから、ザンジバルの船を次々に沈めて、王宮にまで砲撃を行いました。



結果としてザンジバル軍は戦意を喪失して次々に逃亡を始めて、40分で決着がつくことになったのです。

クリスマスを理由に戦争が休戦したことがある

誰もが本来は戦争なんて悲惨なことを続けていたくはないと考えているのか、クリスマスを理由に戦争が休戦したことがあります。
俗にいう「クリスマス休戦」と呼ばれるものですが、第一次世界大戦の時に起こった出来事でした。

西部戦線でイギリス軍とドイツ軍が対峙していたのですが、12月24日から12月25日にかけて一時的に停戦したのです。
第一次世界大戦がはじまってから既に5か月が経過していたことから、その時期には戦線が膠着状態となっていました。

膠着状態が長く続いていたことも影響し、西部戦線の各地でクリスマスを祝おうと両軍が一緒にきよしこの夜を歌いだしたという記録も残っています。
もちろん仲間を殺された兵士などは休戦を快く思わずに戦闘を続けましたが、一部では元旦まで停戦状態が続いた場所もあったそうです。

以上が戦争の雑学でした、いかがでしたか?

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