録音した自分の声が違う声に聞こえる理由
自分の声を録音して聞いた事はありますか?
現代では動画やカラオケなどで自分の声を聞く機会がたくさんあるため、おそらく自分の声を録音して一度は聞いたことがあると思いますが、なんか違和感があって気持ち悪く、普段耳にしている自分の声とは違うように聞こえますよね。
なぜ録音した声と喋った時に聞こえてくる自分の声が違うように聞こえるのかというと、自分の発した声は耳だけで聞いているのではなく、頭蓋骨や口腔などの色々な部分が振動することによって聞こえているからなのです。
この音の伝わる仕組みの事を「骨伝導」というそうです。
録音した声に関しては空気の振動によって伝わる音のみが録音されているため、骨などが振動したものと合わさって聞こえている普段の自分の声とは違うものに聞こえるんですね。
CDの録音時間が74分42秒の理由
CDの録音時間の長さは74分42秒という長さになっていますが、なぜこの時間が設定されたかを知っていますか?
CDという記録媒体はフィリップス社とソニー社によって合同で開発されたのですが、当時ソニー社は録音時間が75分の規格を提示し、フィリップス社は録音時間が60分の規格を提示していました。
ソニー社はとにかく大容量で長い時間録音できることにこだわりを持っていたため、世界的にも有名なクラシックの「第九」が1枚のCDに録音できることを目指していました。
そこで、世界的な指揮者として知られるカラヤンが指揮した「第九」の演奏時間を引きあいに出して、カラヤン指揮の「第九」の演奏時間が74分であることから、最後にはCDの録音時間が74分42秒という規格が採用されることになったのでした。
以上が録音の雑学でした、いかがでしたか?
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