この雑学ではアカペラという言葉の意味や語源由来について解説します。
雑学クイズ問題
アカペラとは本来どういう意味の言葉だった?
A.静かに
B.無音で
C.宗教的な
D.礼拝堂風に
答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!
アカペラの意味や語源を解説。実は必ずしも無伴奏ではない。
アカペラといえば無伴奏?
アカペラといえば皆さんはどのようなものを想像しますか?
一時期、日本でもアカペラがかなり流行し、アカペラの全国大会であったり、アカペラのアーティストなども登場していましたよね。
そのアカペラのイメージから、アカペラといえば楽器を使わずに声だけで曲を演奏することだと思っている方がとても多いはです。
実際、日本でアカペラといえば楽器などで伴奏を行わず、無伴奏で歌を歌うこと=アカペラという意味で定着しています。
しかし、アカペラの歴史を辿ってみるとわかるのですが、実はアカペラ=無伴奏というわけではないようなんです。
アカペラといっても最小限の楽器の伴奏に合わせて歌を歌うものなども存在しています。
アカペラの意味や語源
それではまずは現代で使われている一般的な「アカペラ」という言葉の意味について解説していきます。
「アカペラ」という言葉の意味について調べてみると、以下のような意味の言葉であることがわかります。
・器楽の伴奏のない合唱曲や重唱曲の様式
・伴奏なしで歌うこと
このように、おおむね皆さんが考えている「アカペラ」のイメージ通りの意味だということがわかりますね。
しかし、アカペラという言葉の意味について深く調べてみると、決してアカペラが無伴奏で歌うことだけを意味した言葉ではないこともわかってきます。
時代と共に変わっていったアカペラ
それではアカペラの歴史を辿っていきながら、アカペラがどのようなものだったのかについて解説していきます。
アカペラという言葉の語源はイタリア語の「ア・カペラ」からきており、日本語にすると「礼拝堂風に」という意味となります。
つまり、アカペラとは教会などで歌ったり演奏されていた音楽の事を指していたんですね。
アカペラが誕生したころには、教会などで歌う際にふつうに楽器を使って伴奏に合わせて歌っていたこともあったそうです。
しかし、アカペラが誕生した時期は音楽が著しい発展をしていた時代背景もあり、アカペラもその形態がどんどん変化していったのです。
教会で歌う際には伴奏があると歌詞が聞き取りづらいなどの理由から、だんだんとアカペラは簡素化していきました。
その結果、アカペラは最低限の伴奏を残すのみとなっていき、やがて現代のように伴奏が無い状態で歌うという意味に変化していったのでした。
アカペラというものはあくまで「礼拝堂風の音楽」を指すもののため、伴奏があるからといってそれはアカペラではないということはないのです。
以上がアカペラという言葉の意味や語源由来についてでした、いかがでしたか?
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それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?
雑学クイズ問題解答
雑学クイズ問題の答えは「D.礼拝堂風に」でした!
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まとめ
現代ではアカペラは「器楽の伴奏のない合唱曲や重唱曲の様式」「伴奏なしで歌うこと」という意味になっている。
しかし、アカペラの本来の意味はイタリア語の「ア・カペラ」から来ており、直訳すると「礼拝堂風に」という意味となる。
元々は教会などで歌われている音楽であって、伴奏がある状態で歌うこともあった。
時代が進むにつれて簡素化されていき、最低限の伴奏を残すのみとなり、やがて伴奏無しで歌うことそのものをアカペラと呼ぶようになった。