今回は「フラミンゴが一本足で立つ理由」ということで、フラミンゴにまつわる雑学を紹介します。
フラミンゴといえば一本足で立っているため、人間から見ればかなりバランスを保つの難しそうに見えますよね。
それでは、なぜフラミンゴはわざわざ安定感がなさそうな一本足で立っているのでしょうか?
フラミンゴの身体が赤色をしている理由もあわせて解説していきます。
フラミンゴが一本足で立つ理由
それではさっそく「フラミンゴが一本足で立つ理由」について解説していきます。
その理由は主に「その方がバランスが良いから」と「足が細く寒いから」の二つだと考えられています。
その方がバランスが良いから
ずっと片足立ちをしていると疲れそうに見えますが、実はフラミンゴにとっては一本足こそ自然な姿勢だと考えられています。
そのため、両足で立つかえってバランスが悪いことから、疲れてしまうとも考えられているそうです。
なぜ、一本足の方が自然な姿勢だと考えられいるのかというと、フラミンゴの死体を使った実験では、両足で立たせるとフラミンゴが倒れてしまったからなんです。
逆に一本足で立たせようとすると、今度はバランスが良く安定して立たせることが出来ました。
この実験から、フラミンゴの身体の構造は、元から一本足で支えるように出来ていると考えられるようになったんですね。
両足で立つ方がバランスが悪くなる動物がいるなんて驚きですよね。
足が細く寒いから
もう一つに「足が細く寒いから」という理由があります。
フラミンゴはどちらか一方の足だけで立っているだけではなく、定期的に足を入れ替えています。
これは、片足だけを使っていると疲れるということもありますが、フラミンゴの足が細く寒いからだと考えられています。
フラミンゴは他の鳥類よりも足が長くて細いことから、足にある血管も細くなり、足が温まりにくくなっています。
そのため、使っていない方の足を羽毛にしまい込み、温めているんですね。
人間も手が冷たくなってくると袖の中にしまい込んだりしますし、フラミンゴも同様のことをしてるのでした。
膝と思ってる部分はかかと
フラミンゴはその足の長さが特徴となっていますよね。
フラミンゴの足は人間の足と同じように、足の付け根と足先の中央付近に関節があります。
人間でいえばこの部分は膝関節にあたりますが、実はフラミンゴにとってはかかとにあたる部分なのです。
そのため、人間の膝のように前側に折りたたむのではなく、逆方向の後ろ側に向けて折り畳めることが特徴となっています。
一見すると足が折れているかのように見えますが、人間と同じように普通にかかとで立っているだけなのでご安心ください。
フラミンゴが赤色をしている理由
フラミンゴのおまけの雑学として、最後にフラミンゴが赤色をしている理由について解説します。
実はフラミンゴの身体は元から赤色という訳ではなく、フラミンゴ自体は白色をしているのです。
それではなぜ身体が赤色になっているのかというと、フラミンゴが普段食べている餌に関係があります。
フラミンゴの餌には豊富な赤色の色素が含まれていることから、生えてくる羽毛が赤くなっているんですね。
そのため、普段食べている餌を色素のないものに変えれば、フラミンゴの身体は白色となるのです。
フラミンゴといえば赤色のイメージがあるため、白色のフラミンゴは全く想像がつかないですよね。
以上が「フラミンゴが一本足で立つ理由」についてでした。
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まとめ
フラミンゴが一本足で立つ理由は、身体の構造的にその方がバランスが良いからだと考えられている。
また、他の鳥類に比べて足が長く血管が細いことから、足が冷えやすく、その足を温めるためだと考えられている。
フラミンゴの足の「膝」だと思われている部分は実はかかとであり、普段は爪先立ちをしていることになる。
身体が赤色をしている理由は、赤色の色素をもった餌を食べているからであり、色素の無い餌を食べると白色となる。