河豚(フグ)の語源は何?
河の豚と書いてフグですが、その語源を知っていますか?
その名前の語源は中国にあります。
フグは昔から中国の揚子江などの大河の河口付近にたくさん生息しています。
豚と言うと悪口のように思えますが、そのあまりの美味しさを褒める意味として豚という漢字を使っています。
つまり、河で取れる美味しい食材という意味で「河豚」とされました。
しかし、フグの調理はとても難しく毒によって命を落とすこともあるため、文化大革命の時には禁止令が出されました。
実はフグには毒がない
フグといえば先ほど説明した通り、毒を持っている魚のため一歩間違えれば命を落としてしまう魚というイメージですよね。
少し摂取しただけで命を落としてしまうフグ毒は「テトロドトキシン」と呼ばれる毒物です。
「テトロドトキシン」は猛毒である青酸カリの850倍の強さを持ち、2mg摂取するだけで命を落としてしまうほどです。
しかしこの「テトロドトキシン」はフグが元々持っている訳でもなく、フグの体内で作られているものでもありません。
フグはハナムシロガイやヒトデを主食としていますが、餌となる生物が毒を持っているのです。
もちろん毒を持った生物を餌にしているためフグも毒に感染することになります。
しかし、フグには体内で毒を濃縮させて溜めこんでおくことができるため不思議と命を落とすことはありません。
つまり、フグ自体に毒がある生物というわけではなく、他の生物の毒が濃縮された器官があるため、フグには毒があると勘違いされているのでした。
実際に生まれたばかりのフグを水槽で飼育することにより、無毒のフグを育てる事も可能です。
以上がフグの雑学でした、いかがでしたか?
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